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■仙台からやっとの思いでインストラクターコースを修了! |
スタッフ(以下ス): 茶箱との出会いはどのようなものだったのでしょうか?
decoratier juno(以下j): お稽古事と、興味を持ち始めていたインテリアの情報収集にネットで
検索していたとこころ、仙台に馴染み深い”お茶箱”の文字に魅かれて
ホームページを見たのが出会いでした。
ス:初めての印象はいかがでしたか?
j: はい、実家の押し入れにあったそれとは全くイメージの違う、
素敵なファブリックで変身した茶箱に感激しました!!
それから時々チェックしては東京に転勤にならないかなぁ…と(笑)
すると、「願えば叶う!!」程なくして東京へ引っ越すことに。
一番最初は雑誌に掲載された認定インストラクター第一号、アプレミディの
木下先生のアトリエに伺わせていただきレッスンを受講しました。
ス:その後認定インストラクターコースを受講されたんですね。
j: はい、ぜひ地元仙台でも紹介できたらと木下先生にご相談させていただきました。
すぐに本部にお問い合わせしていただき、インストラクターになるなら旗の台へと言うことで
場所をうかがったものの一度も訪れたことのない場所。またそろそろ
転勤も気にかかり、また期限をうかがい通いきれるかどうかと……。
悩みに悩んでやっとスタートを決意したんですが、その途端東北に戻ることとなってしまったんです。
ス:なんと!! それは大変でしたね……。
j:あの頃はまだ東北での生地探しは大変で、頻繁に東京にも行けず……。
それでもそんな時にはインストラクターへとつないで下さった木下先生が
お店から布の写真を送って下さり素敵な茶箱を製作することが出来ました。
時には夜行バスで通いつつ、やっとの思いで修了することができました。
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■昨年から仙台でカルチャー教室もスタート!
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ス: 転勤先でのレッスンも大変だったのでは?
j: はい、開講当初は転勤先からのレッスン、逆出張状態になってしまいました……。
また当時からお茶箱だけでなく「衣・食・住」にまつわるレッスンをカテゴリーに 囚われずに提案してきたんですが、お教室を知っていただく機会をなかなか持てず、
そのため不定期の開催になってしまったり、全てのアイテムが
各回毎のフリーレッスンとなっていましたね。
ス: レッスンで何か心がけていることはありますか?
j: 教室を開講した当初は毎回出先でのレッスンでしたので、会場に完成品を展示したり、
布サンプルや装飾資材もディスプレイしながら1回のレッスンで見学・打ち合わせが
出来るように工夫したりと、距離と時間を補うために試行錯誤していましたね。
現在はお茶箱とお揃いで提案しているフレームレッスンでもお道具に慣れていただくと同時に、
茶箱レッスンの雰囲気をお伝えできる講習を体験レッスンとして取り入れています。
ス: そういえば仙台では茶箱の文化もあり、活用されていると聞きます。
j: 確かに馴染みはありますが、茶箱はひっそりと押入れに 仕舞っておくものという印象が強いと思います。
そのせいかなかなかインテリアとしてのイメージが伝わらず、また伝える機会も限られていて、
何度となく挫けそうになってしまったこともありました。
でもその都度主宰のパイザーさんにメールでご相談したところ、毎回根気良くお付き合い下さり、
「良いものはいつか必ず伝わる」という言葉に励まされ続けてきました。
ス: その甲斐あって、昨年からカルチャーレッスンも始まりましたよね。
j: はい、ご縁をいただき昨年から仙台でもカルチャー講座を開講させていただきました!
スーパーキットがちょうどスタートした時期で、これを取り入れられたことが
大所帯での講座を乗り切れた大きな要因ですね。
キット資材のきめ細かい対応も地方の私にとっては心強く、長く続くインテリア茶箱ならではの
スケールメリットは他にはない強みだと実感しています。
講座の内容としては行き届かなかった点など反省点もありましたが、
それを今後に生かしていきたいと考えています。
ス: 今年も講座は継続されるそうで!
j: そうなんです!人数は変動がありましたが1年間ご継続いただいた生徒様もいらして、
回りの方々のご協力あってのことと感謝しています。
お陰様で来期の開講も決まり、新たなご縁を大切にインテリア茶箱の
魅力をお伝えしていきたいと思っています。
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■これからも感謝の気持ちを忘れずに、 丁寧にインテリア茶箱をお伝えしていきたいです。 |
ス: ユニットを組んでのイベントに参加されているというお話も伺ったのですが。
j: そうなんです。年2回開催されるレコルトというイベントに参加させていただいています。
もともとリトルプレスの出版のお手伝いをさせていただいた先生からお誘いいだき、
その時ロゴなどでご一緒したカリグラフィーの作家さんと3人でユニットを組み、
イベントに参加し始めました。
3人ともそれぞれ普段は別のクラフト・教室をしていますが、いつもパワーを
いただきながら 仲間や様々な作家の方たちとの交流は刺激になっています。
ス:出会ったご縁を大切にされているのですね。
j:そうですね、インストラクターになるにあたり、また認定いただいてからも
たくさんの方とのご縁が私の宝物になっています。
これまでのお稽古事の先生との変わらぬ交流も時に励まし応援していただけて
震災で立ち止まってしまった時にも進みだすきっかけをいただきましたし、
自信を持つことが出来てカルチャー講座を始めてみようというきっかけもいただきました。
生徒さんとも教える、製作するという関係だけではないと思っています。
レッスン中の会話や、作品の出来上がりに喜んでいただいたくと、
私も幸せをわけていただけたように感じるんです。
インテリア茶箱のおかげで素敵な出来事に関わらせていただくこともしばしば。
これからも感謝の気持ちを忘れずに、丁寧にインテリア茶箱をお伝えしていきたいです。
ス: 最後に今後のお教室の予定などを教えていただけますか?
j:まず5月末にレコルトに3日間参加します。それからお世話になっているショップでの
1日講習も計画中です!
そして「Un plus lesson(ちょっとプラス)」lessonを充実させたいと思います。 たとえば、インテリア茶箱の各アイテムにお花やリボンを使い、様々なデコレーションを 取り入れたレッスンも「un plus lesson」1つです。
”私が出逢ったお気に入りのもの作りをご紹介し、新たな楽しみを見つけていただけたら”
という教室開講当時の原点に立ち返り、様々なクラフトのテイストをちょっぴりプラスしながら
愛着のわく作品・気取らず自分らしいスタイルを提案できたらと思います。
また最近ではマスキングテープやコラージュの人気もあり、クラフト感のあるラッピング゙の
書籍も多数出ています。
そんな中、教室でリボンの扱い方・見せ方が分からないという声を多く伺うようになり、
ならばリボンを主役にクラフトラッピング゙のエッセンスを取り入れたレッスンを
楽しんでいただこうと計画中です!乙女はどなたもおリボンが好きですし♪
ス:それは楽しそうですね。
j:はい。「作る楽しみ・使う喜び・贈る楽しみ」をお伝えしながらこれからは更に
趣味として楽しむだけでなく、「好きなこと」、「得意なこと」をライフスタイルに
活かせるようなコースも準備中です。 みなさんの後押し、お手伝いができれば素敵なことだなと♪
東北ではまだ私と、仙台にご縁のあるアトリエリボンの池先生だけですので、
是非在仙の方や近県の方にもインテリア茶箱を知っていただき、ご一緒に
インテリア茶箱のすばらしさを伝えていけたらと思っています。
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