バーチャル展覧会 Metaverse Virtual Exhibition
2020年6月、代官山ヒルサイドフォーラムにて企画していた創業20周年記念展覧会はコロナ禍で急遽、延期を余儀なくされました。新型コロナは収束を見ないまま現在に至っておりますが、これがバーチャル展覧会に挑戦するチャンスとなりました。2021年3月より準備を重ね、いよいよ皆様にご披露する運びとなりました。
バーチャル展覧会メインホール入口 Main Hall Entrance
操作マニュアル:操作方法についてはこちらを参照ください。
アンケートのお願い
バーチャル展覧会はお楽しみいただけたでしょうか。差支えなければぜひアンケートのご協力をよろしくお願いいたします。
ZONEのご案内 Direct Entrance to Each Zone
こちらからもお好きなZoneに入ることができます。展覧会は5つのゾーンに分かれています。各ゾーンには茶箱の様々なストーリーがちりばめられています。画像をクリックしてお楽しみください。
アンケートのお願い
バーチャル展覧会はお楽しみいただけたでしょうか。差支えなければぜひアンケートのご協力をよろしくお願いいたします。
ありがとう田口先生
-追悼-
2022年2月5日(土曜日)、田口裕子名誉主任講師が病により永眠いたしました。
田口講師は子どもたちの幼稚園のお母さん友達でした。 インテリア茶箱の始まりから、ずっと一緒に成長をささえ、見守ってきてくれた大切な創立メンバーです。 「茶箱、広めたいよね」 そう言っていつも安定した、ゆったりしたペースでそばにいてくれた彼女は、創業当時から大変な時、挫けそうな時、大きな精神的支えとなってくれました。 認定インストラクターコース開設の時から主任講師を務め、多くの認定インストラクターを世に送り出してきた、インテリア茶箱クラブのお母さんのような存在でもありました。 一緒に歩み始めておよそ23年、茶箱新時代の始まりを祝うバーチャル展覧会の完成をみることなく逝ってしまった事が悔やまれます。 田口講師の作品は「ゾーン2、茶箱と仲間たち」のFrame 1でご覧いただけます。 最後まで穏やかで、乙女チックな気持ちを持ち続け、手作りが大好きだった彼女らしい、優しい作品です。 心よりご冥福をお祈りするとともに、このバーチャル展覧会を田口裕子名誉主任講師に贈りたいと思います。
たぐっち、 一緒に築いてきた「インテリア茶箱」の世界を天国でゆっくり鑑賞してね。 ありがとう。 安らかに。
パイザー真澄 2022年2月7日
バーチャル展覧会の制作に関わった人たち
この仕事は、私が関わった中で間違いなく最大のプロジェクトの一つです。コンテンツのセッティングからの撮影で、その美しさを表現するために費やした労力と時間は膨大です。撮影画像は数千枚にのぼり、何時間もかけて展示にふさわしいものを厳選しました。
映像担当としての目標は、インテリア茶箱の姿を忠実に伝える事です。このユニークなオンライン体験を通じ、細部まで丹念に作られた茶箱をしっかり鑑賞していただけるよう、色の再現から綿密に編集しました。
また、より感動的な体験を目指して各作品動画には厳選した音楽をつけました。
撮影を通し、茶箱制作、織物や手染め生地、そして茶箱が美しい芸術品に生まれ変わるまでの努力など、多くを学びました。皆さんが鑑賞される作品の立役者の職人達に会い、共に時間を過ごすことができた事は素晴らしい体験でした。厳しい状況にある日本の伝統が現代に生かされるのを目の当たりにでき、とても光栄です。
皆さん、どうぞこの展覧会で楽しい時間をお過ごしください。
-動画・静止画撮影 コリン・モック-
HP : https://www.colinmok.com/
私たちは今回メタバースシステム開発で茶箱の魅力を伝えるコンテンツ制作に携わらせていただきました。
はじめは茶箱と聞いて文化や習慣が違うせいかイメージがわきませんでしたが、工房にて社長にお話しを伺う中で、茶箱に対する強い思いや情熱を感じ取ることがきました。
実物を拝見し茶箱の大きさ、形はそれぞれどれも美しく魅力的なものばかりで、コンテンツの中でどのようにすれば、茶箱の良さや私が味わった感動を伝えられるかを工夫いたしました。
今回、作成させていただいたメタバースコンテンツを通してより多くの皆様に茶箱の美しさや素晴らしさがお伝えできるように試行錯誤を繰り返した結果、ようやく形にすることができました。茶箱の美しい画像や動画はもちろん、沢山の作家様やブランドの情報もつまっていますので是非ご覧いただければと思います。
-株式会社シェルパ チャリセ スディープ-
株式会社シェルパ : https://sherpa-cg.com/
まさか1年かかるとは・・・ 「コロナで物理的に展覧会が開けないのだったらオンラインで」、と誰もが考えるけれどなかなか踏み出せない一歩を踏み出したのは昨年の3月でした。全くの素人チームだったからこそ、始めてしまったのかもしれません。
当初は物理的な展覧会をそのままヴァーチャル空間へ移すイメージでしたが、コストや技術、使い勝手の制限の中で、行ったり来たりを繰り返しやっと完成に至りました。出来上がりはデジタルでも、コンテンツ制作はとってもアナログです。現地に足を運びインタビューしたり、茶箱の撮影時は部屋が引越状態になったり。妥協を知らないチームメンバーがこれに掛けた時間は膨大で、各部屋には細部までこだわった映像と情報が詰まっています。
大好きな美術館は、何度でも訪れたいもの。オンラインだからこそ、何度でも好きな時に訪れることができる、そんな空間になってくれたらなと思っています。
-編集・管理 小島千代美-
コンサルタント : chi1027yomi@gmail.com