インテリア茶箱クラブ 認定インストラクターPick Up!
Vol.35「Juneberry」(田園調布)主宰 杉村美穂子さん
杉村美穂子 プロフィール
- 2014年7月 インテリア茶箱インストラクター取得
- アトリエパピエ75講師科在籍
- 日本ヴォーグ社 フレンチデコディプロマ取得
素敵な布との出会い、そして茶箱との出会い
インテリア茶箱クラブスタッフ(以下「ス」):インテリア茶箱との出会いを教えて頂けますか?
杉村さん(以下「杉」):物心つくころから、裁縫好きの母の影響か、母がゾウリンゲンのハサミで布を断つ音が大好きでした。自然と布や紙に興味を持ち、また長い英国在住中にインテリアやアンティークにも魅かれ、LONDON CITY &GUILDSでインテリアデコレーションを学びました。Designer’sGuild, Zoffany, Nina Cambell, 素敵な布にたくさん出会いました。今から5年ほど前でしょうか。インターネットで旗の台の教室のことを知り、すぐにワンデークラスに申し込みました。たった一日でインテリアに仕上げられるという驚きと期待に胸を膨らませ、感性に合う生地を探しにたくさんのお店を訪ねたのを覚えています。今考えると、腕もないのにあんな高価な生地を使わなくても良かった(笑)と思いますが、、、
ス:(笑)でもやっぱり、折角作るならば自分のお好きな生地を使う方がモチベーションになりますよね!ステキな生地を探して楽しんでいらっしゃるお姿が目に浮かびます。
技術はもちろん、ものの見方も教わりました
ス:沢山のお店を見て、素敵な生地を探しいよいよクラス!参加してみて如何でしたか?
杉:そうですね、いざワンデークラスに参加してみると、蓋の張りは重労働、タッカーは思うように止められない、ピンと張ろうとした生地の模様は思いとは裏腹に歪み・・・それでも立体になっていく楽しさは格別なもので、その日のうちにもう1作品ワンデークラスに参加してインストラクタークラスを受講しようと決めました。
ス:思ったよりも大変だけど、形になる過程にハマってしまったのですね!
杉:はい(笑)。インストラクタークラスは、温かくも厳しいご指導のもと、生徒同士励まし合いながら頑張りました。インストクラスの順番を待っている1年の間に仕事にも復帰しましたが、仕事の休みの日が丁度インストクラスの曜日だった事は、幸せでした。先生方には、技術はもちろんのこと、ものの見方をお教えいただいたと思います。朝から晩まで頑張っても蓋すらできない日や、出来上がったと思ったものを全て外す事も度々ありました。
日本文化の美しさを織り込んだ作品を作っていきたい
ス:今後の目標などはありますか?
杉:心を込めて丁寧に、四季折々の移ろいに育まれた日本文化の美しさを織り込んだ作品作りが出来ればと考えています。また、どんな布でも立体に仕立て張りが出ることによって布本来のデザインや美しさが一層際立つことをお見せできればと思います。カリグラフィーや、金継も学んでいるので、インテリアのトータルコーディネートの中で茶箱を提案制作できれば楽しいと思います。
沢山の美しい布をご存知の杉村さん。茶箱との相乗効果で布を美しく魅せる作品への取り組みが今後とても楽しみです。レッスンやオーダーなどのお問い合わせはこちらから→Juneberry0518@gmail.com
杉村さんの作品です!
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