インテリア茶箱クラブ 認定インストラクターPick Up!
Vol.58 「the bee’s knees(ザ ビーズ ニーズ)」(静岡県 沼津市)主宰・インストラクター鈴木チエさん
鈴木チエプロフィール
- 2018年8月 インテリア茶箱クラブ認定インストラクター取得
- 日本ヴォーグ社 フレンチデコディプロマ取得
- 代官山イルプルーシュールラセーヌにてフランス菓子本科卒業
2020年2月、静岡伊勢丹催事「布百貨店」に初出展いたしました。茶どころゆえに機能性の高い茶箱はよくご存じですが、インテリアとしての魅力を備えた茶箱は新鮮だったようです。足を止めていただいたお客様に丁寧な説明を心がけました。お二人にご購入いただきました。納品後、お客様から「大切にするわね」とお喜びのご連絡をいただき感激いたしました。
お問い合わせ先:beecs1575@gmail.com |
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友禅作家の祖父が描いた祝着を使用して2つの作品を制作しました。着物を解いていると、祖父の工房のにおいが漂ってきて懐かしかったです。この着物に袖を通した従妹達にも茶箱にして贈りたいです。
インテリア茶箱の魅力を発信したい思いました。
インテリア茶箱クラブスタッフ(以下「ス」):インテリア茶箱との出会いについてお聞かせください。
鈴木さん(以下「鈴」):友人宅でカルトナージュのレッスンを受けた時、「この箱の中から生地を選んでね」と言われ、私は布を張った茶箱を初めて目にしました。そのとき受けた衝撃が「インテリア茶箱」の発見につながりました。興味津々な私は京橋の展示会を案内され、さらに創作意欲を駆り立てられました。
ス:インストラクターになろうと思われたきっかけについて教えてください。
鈴:茶箱のレッスンに通う度に、先生方の技術の高さを目の当たりにしました。私はその技術をしっかり身に着けたいと思うとともに、茶箱づくりに恵まれた環境に育ったことに気づきました。これを活かし、多くの人に喜んでもらえる作品作りをし、インテリア茶箱の魅力を発信したい思いました。
インストクラスでは、ものづくりの楽しさも大変さも共に分かち合った大切な仲間に出会えました。
ス:インストラクタークラスでの思い出や学んだこととについてお聞かせください。
鈴:妥協を許さず常に丁寧な仕事を心がけるクラフトマンシップを学びました。いつも手取り足取り教えていただきました。私の手の感覚に残っている生地の張り・柄に合った膨らみ加減を分からせていただけた貴重な授業でした。インストクラスでは、ものづくりの楽しさも大変さも共に分かち合った大切な仲間に出会えました。また、メンバーから受ける暮らしの知恵や物選びのセンスを感じた楽しい時間でもありました。
ス:鈴木さんのお教室や作品の特徴、ウリを教えてください。
鈴:加賀友禅の作家であった祖父と婚礼衣裳を扱う家業のもと、私は幼いころより多くの着物を目にし、手に触れ育ちました。知らず知らずのうちに培った伝統の色合い・柄行きの感覚を茶箱というスペースの中で表現していくこと、それに伴う小物合わせはとても楽しみであり、作品の特徴となっています。生徒様には、お手持ちの生地も含め多くの素材に触れ、楽しみながらコーディネートできることが教室の特徴ともいえます。制作に没頭した後は、手作りのお菓子とお茶のおもてなしも計画しております。
ス:今後の目標についてお聞かせください。
鈴:祖父の残した着物は茶箱となり、より身近で大切な宝物ような存在になりました。教室では、茶箱と祖父の描いた着物や帯を同時に公開するスペースにします。様々な茶箱のある空間を想定し、機能性と実用性に富んだ作品を提案できるようにもっともっと作品をつくりたいと思います。
ス:ありがとうございます!今後も益々のご活躍を楽しみにしております。
加賀友禅の作家であった祖父様とともに幼いころから多くの着物を目にし、感性の優れた作品を作られる鈴木さん。レッスンなどのお問い合わせはこちらから→beecs1575@gmail.com
鈴木さんの作品です!
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